刻羽空也が一日一題を目標にゆるーい感じでお題を消化してました。(過去形)

投げるところに困った物を取り敢えずでぶん投げる。


フェイはハロウィンがしたかった
※まだシーセ17歳、スウ15歳、フェイ11歳辺り
※飛=フェイ、Si=シーセ、怜=レイラン、Ae=イービス、He=ヒース、Su=スウ


飛「とりっくおあとりーと!お菓子ちょーだい!」
Si「お前は菓子をやっても悪戯するからやらん」



~ハロウィン終了のお知らせ~





飛「いやまって!まってえええ!あんまりだ!」
Si「取引になってないんだから仕方ないだろ」
飛「それはそーかもだけどぉ!そーじゃないでしょー!?クリスマスも『いい子にしてなかったからプレゼントはありません』とか言う気!?それってすっごい無粋だよ!夢がないよ!イベントは楽しもうよ、ね!?」
Si「楽しむ?馬鹿を言え、定型文に型通り菓子を渡したところで楽しいのはお前だけだろう。オレは全く楽しくない」
怜「…あの。…シーセさん、トリックオアトリート、です」
Si「ああレイラン、よく来たな。ほら、これを持って行け」
怜「…お菓子詰め合わせ…。…ありがとうございます、沢山頂いたのでツァイアと分けて食べます」
Si「畏まらなくていいぞ、そういうイベントなんだから」
怜「はい…では失礼します」
飛「えこひいきだー!」
Si「煩いから早くどっか行け」
飛「うわーんシーセなんかだいっきらいだぁ!」



飛「とりっくおあとりーとぉ!お菓子よこせー!ぐっすん」
Ae「あーはいはい、ほら飴ちゃんやるから機嫌直せー?」
飛「一個じゃやーだー!有り金全部だしやがれー!有り飴全部だしやがれー!」
He「おーおー荒れてんなぁ?」
飛「にやにやすんなー!きみらの弟のせいだろ責任取れー!…ところでさぁ、ツァイアがいないのは今頃レイランとお菓子食べてるの。シーセに貰ったお菓子食べてるの…」
Ae「うん、それと俺らがあげた奴な」
He「あと余りだから全部持ってっていいぜ」
飛「わざわざ貰っても嬉しくない情報足さないでよ!…でも貰うありがと」
Ae「おう」
He「ん」
飛「…きみらはさー、何だかんだちゃんとくれるのにさー?なんでシーセはくれないの…」
Ae「…あれ」
He「コイツ案外マジで拗ねてやがるぞ」
飛「だってぇ…なんでレイランはよくてぼくはダメなの…」
Ae「…なぁフェイ」
He「一応言っとっけど」
Ae&He「「レイランだからやるんじゃなくオマエだからやらないんだからな?」」
飛「分かってたけど!薄々分かってたけど改めてゆーなぁシンクロすんなぁ!わーん!そんな逆贔屓いーらーなーいーのー!」
Su「あらフェイ、此処にいたの?探したわよ」
飛「ぐすっ…お姉ちゃん…?」
Su「あらあら、そんなにお菓子いっぱい抱えて。食べ過ぎてお腹いっぱいにしちゃ駄目よ?このあと美味しいもの沢山食べる予定なんだから」
飛「…へ?」
Su「ほら、早く出掛ける支度なさい、ね」
Ae「ケーキバイキングかなんかだっけ?」
He「調子のって太んじゃねぇぞ」
Su「はいそこ煩い。ふっくらした女の子よりふっくらした男のほうが見苦しいわよ?」
He「はぁ?オマエ俺のこと舐めてんじゃねぇぞ?こちらとら日々鍛えてんだよ!」
飛「え、ねえ、あの、今日シーセとご飯行くんじゃないの?」
Su「そうよ?たまには三人でお出かけしたいって思っちゃいけない?」
飛「う、ううん!いい!行く!」
Ae「楽しんで来いよー」
Su「ええ。あとフェイ、お土産も用意してもらってるから、わたしとシーセからの分はそれね?」
飛「うん!…あーもー、あとでならあとでって言えばいいのにー、あのばかー」
Si「何か言ったか?」
飛「うわぁ!?な、何!?何しにきたのさ!?」
Si「何って迎えに来たんだが」
飛「今行ーきーまーすー!」
Su「転ばないのよー?」
Ae「…なんかもうアイツら」
He「三人並ぶと親子に見えんな…」
  • 刻羽空也
  • 2016/10/30 (Sun) 22:45:57

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